ホテル八甲(はっこう)

前略・・鯖様

板長です。

八戸に戻られる鯖様方は、今・・何処でお過ごしですか？
鯖様の遠征地八戸は「えんぶり」の季節を迎えています。

冷たい水は早く来い「春」よ！と心から願う思い
そして「えんぶり」を過ぎると強い冷え込みと風雪は消え

徐々に日が長くなり、春の香りが近づきます

この冷たい季節、空気が乾燥する季節は
〆鯖を作るのには絶好の季節なのです

年を通して湿度が低く温度も低いので
干す行程が長い「虎鯖作り」には最適です。












虎鯖作りは、塩と酢だけで仕上げますから
鯖の皆さん本来の鯖の味を伝えられると信じております。

しかし・・鯖様

昨年の鯖様は「餌食い」のレッテルが貼られております。












オキアミを食べてお腹がプックリ膨らんでいる鯖は
価値が低いと言われてしまいます・・

前略・・鯖様！失礼な事で申し訳ありません

そう思うのは人間ごときの勝手な言い分です












オキアミを食べて太る鯖様もいるし
鰯を食べて太る鯖様も当然います・・

この２通りの鯖の味は酸味と脂質が違ってきます

どちらがどうの？は未確認ですが
味が違えど・・八戸の鯖の旨みに変わりはありません












鯖様は、子孫繁栄のために時期を外しての回遊されて
写真は・・これから南下して卵になる卵巣です

餌を食べて太って体を大きくして卵を保つ

鯖様・・是非にも今年もどんな魚体であろうと
八戸の海に戻って来てください・・・毎年毎年












餌が消化されると、お腹に脂肪の塊が生まれ
それが身になって行くのです。

虎鯖作りは、脂質で評価されるものではありません
評価は八戸の鯖１本１本の単体の味の美味さです。












前略・・鯖様
１月～２月初旬の虎鯖販売の評価は
「餌食い鯖」写真のように腹がプックリの鯖を使えども

関東や東北の皆様から「美味しい」と言われて参りました












仙台でも、初日・３日目・最終日と３回足を運ばれた
お婆さんです・・笑顔で「これください！」

その笑顔と一言で「来て良かった、味を伝えられた！」

鯖様・・お体を労わってお過ごし下さい。

　　　また、お手紙を書きます。

　　　　　　　　八戸の鯖を愛する男より。


虎鯖刺し・鯖のみそ煮は・・・こちらから
東武オンラインショッピング
　東武おいしいもの発掘便

「虎鯖　棒すし」の注文は・・こちらから
アプレット
八食センターオンラインショッピング