大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


八戸の鯖とお祭り・・それは文化

投稿日時:2008/08/02(土) 01:54rss

八戸・・・日本1の山車祭り!

八戸三社大祭
この写真は、地元紙・・東奥日報紙の
1面に掲載された前夜祭の写真です。

八戸三社大祭
この写真は八戸SNSの友人・・ハルさんから借りました。
ありがとうございます。

悲しいかな・・自分で写す時間と余裕がありません

一頃前は、地元・・地域に山車小屋があり
そこで製作して・・・祭り当日には・・
まずは・・・
地元を、ねり歩き・・今年の豊作を喜んだものでしたが・・

時代の流れなのでしょう
山車小屋は、広い土地に集められて・・
町内から離れた場所で製作され・・町内を歩く
明日にしか見る事が・・・・

山車小屋の前では、子供が太鼓と笛の練習をして
大人は山車を製作・・その作業を子供が見て覚えて・・
代々・・伝統として町内に残ったのでしょう。

3百年以上も受け継がれた「技」と「心」
今日まで続く・・五穀豊穣・・を祝うお祭り・・八戸三社大祭

今は。。少し寂しいかなー?でもこれからも続く・・文化です!

この「文化」と言う言葉は・・私も大人になって
多く使い始めました、年を重ねた分・・想い出を引いてくる?から

私の鯖作り・・子供の頃の味・・
昔の暖房器具・・薪ストーブ・・この上には必ず何らかの鍋
商売柄、常時お湯を張っていました・・

秋には、八戸の港に水揚げされた鯖・・
当時は、冷凍する技術と容量を持つ船は無し
発砲スチロールが無い時代、流通で氷も使えない!

八戸の鯖・・鯖のみそ煮
水揚げされても「鯖の生き腐れ」と言われましたよねー
今では、船は良くなり流通でも鮮度を保ち・・死語に・・

ストーブの上に大き目の鍋・・中は鯖のブツ切り
朝から火の上にかけられます。コトコト煮込んで

煮込まれた鯖
夕方には骨まで柔らかい状態の鯖・・ここに
味噌と今では無い・・チクロ(人工甘味料)が入ります

チクロは、発がん性・・とかで今では手に入りません
砂糖の40倍の甘さ・・少量で砂糖の代役です
安さもあり・・当時はどこの家庭でも使われたでしょう!

甘辛い・・鯖のみそ煮はご飯のおかずに最適だった

鯖のみそ造り
チクロが無くなり・・八戸の味に鯖のみそ煮は消えました

一般家庭で砂糖は高価でしたし
鯖のみそ煮に砂糖では・・臭みが消えなかつた・・

私が厨房で鯖のみそ煮を作り続けて・・28年
今の味を出せたのは・・ついここ1・2年のこと

何度失敗したことか・・鯖の臭みは魔物です!

8.01鯖のみそ煮の煮込み

失敗で得たことの中に・・添加物の使い方が・・
特に煮物の場合は、入れたとたんに味が・・まろやか・・に
そのため、味の本質が見えてこない。。

私の鯖のみそ煮には、入れてはいません・・

「ガキの頃に食べた鯖のみそ煮を・・子供達に食べさせたい」
その思いが強くありました・・

板長は魚の骨が苦手・・焼き魚・・鰊・・×
でも美味しいですよねーあの、ガキの頃食べた鰊の塩焼き・・

「骨が無かったどんなに美味しいのか!」と思ったものです。
その分、鯖のみそ煮は骨ごと食べれて・・好きでした!

※サチコの四方山話!
サチコの叔母が、サチコの家に訪ねてきて
サチコのお母さんと話していた・・時のこと

その叔母が、お土産を・・手渡して。
「ここのホテルの、鯖のみそ煮は美味しいのよー」と

サチコのお母さんは・・どこのホテル?と思いながら
包みを開けると・・「鯖のみそ造り」!

サチコのお母さんは・・笑いながら(嬉しかった?)
「この、鯖のみそ煮は・・サチコが作っているのよ!」

この後の話しは聞いてませんが・・とても嬉しいかぎりです。

8.01鯖のみそ煮作り
今日も、ホテルにお婆さんが・・・
昨日来た・・お婆さんです、鯖のみそ造りを3個買われたはず!

商品に不備があったか・・?不安が・・・
お婆さんは・・
「とっても美味しかったから・・孫と友人へ買っていきます。」
10個買われて帰りました。
感謝・・です。

地元八戸から生まれた味・・「鯖のみそ造り」・・
これからも板長が八戸の文化として守って行きます・・ハイ



八戸ニューシティホテル

谷口板長の「虎鯖」と「鯖のみそ造り」はこちらからお取り寄せ!
   八食センター オンライン ショッピング 

お中元に最適『七重のいろどり』はこちらでもお取り寄せ!
   【まごころ ふるさと便】

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

会社設立前は、八戸市内で旅館を経営 S53年株式会社 ホテル八甲を設立 S54年5月15日ビジネスホテル 八戸ニューシティホテルを設立 資本金一千万 代表取締役 谷口陽子 専務取締役 谷口幸博 常務取締役 谷口圭介 宿泊業務を中心に行い...

詳細へ

個人プロフィール

鯖を語らせたら1番目の男!そして仕事の合間に熱血バスケのコーチ!

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年3月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

コメント一覧

最新トラックバック

  • 第2回なんぶ鍋コンテスト from 南部太ねぎ|青森南部の南部太ねぎ販売 通販
    毎月22日「フーフー」言いながら鍋を食べる「鍋の日」条例! 今回、「なんぶ鍋コンテスト」を行い、南部町にしかない『郷土料理=ソウルフード』をこの鍋コンテストで発掘し、南部町を代表するオンリーワンの『なんぶ鍋』を町内外へ発信することを目的としております。 参加資格 ・南部町民の方なら、どなたでもOK。  ※御住所が確認できるものをご持参ください ・1人1鍋でご参加ください。 ・南部町産の地元食材を1品以上使用した特徴のある鍋にすること。(南部町産食材の数も審査の対象になります。) ※団体での申し込みは…
  • 「平目の棒すし」の製造工程を公開 from ベローズ・ラボ 「ベローズ案内人」
    京阪百貨店守口店で開かれている「東北展」に出展している経営者会報ブロガーの谷口板長さんが「平目の棒すし」の製造工程を公開しています。 「平目の棒すし」「虎鯖棒すし」の記事は社長の日記でも紹介しております。 >>>>>>> 社長の日記 社長の日記 三...
  • ”虎鯖すし”応援で逆に元気パワーを頂きました。 from 金型工場2代目会長の「経営革新」成功への日々を綴ります。古芝保治
    7日、近鉄阿倍野店9階催事フロアー・「東北六県味と技紀行」に”虎鯖すし”を出展されている経営者会報ブロガー谷口圭介さんにご挨拶に行ってきました。 ”虎鯖すし”の人気ぶりは、催事フロアーの一等場所にも現れています。
  • テストマーケティング研究所 from (株)京都工芸 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。 青森県八戸に来ております。 異業種の経営者が総勢10名。 共通点はこの毎日書き続けている経営者会報ブロガーの方々です。 普段は全国におられるためネットがオンの状態でのつながりであったならば 実際にリアルにお会いするほうをオフ会と称し集います。 そして今回は人気ブロガーであります八戸ニューシティホテルの板長
  • 新刊『社長!「非常識社員」はこう扱いなさい!』店頭展開開始! from なにわの社労士発~「今日もこんなええことありました」
    新刊『社長!「非常識社員」はこう扱いなさい』の店頭展開が開始になりました。 昨日、FBで東京の神田啓文堂さんでの購入情報を得たのですが 大阪は今日からだと思ったので、朝一番で事務所の最寄りの書店である 紀伊国屋書店本町店さんにお邪魔したところ、まさに品出しの真っ最中でした! 書店員さんに「私の本なんです!どうぞよろしくお願いします!」とご挨拶。 そして新刊はこのよ