ホテル八甲(はっこう)

鯖は・・・毎日捌く板長ですが

たまには違う料理ネタ

「Ｂ－１グランプリ」のせんべー汁は八戸の文化
(八戸では「せんべい」と書く「せんべー」の方が馴染み)

その八戸文化で・・おでんの話し・・





八戸のおでんには、何故かこの「煮つぶ」が入る・・
出汁と取り用に入れるのしょうが・・あの食感がたまらない

おでんの具材は・・各家庭の自由です！

このおでんを本格的に作ると、やたらと時間がかかります
おでんは具材の味の集合体ですから・・

全部まとめて・・・ドサッと入れればいい・・×

・揚げ物は・・油抜きをして！
・コンニャクは塩で揉んで！
・大根は米で下茹でをして！
(大根は一度大鍋に入れて煮て・・一晩別な鍋に移して
冷やします・・この作業で味が染みこみます。)





・昆布は・・置く時間が長いと嫌な味が出てきます
・高野豆腐は火加減が強いと・・硬くなる
・八戸ではスルメも入れます・・多いと味が強く生臭い
・卵も別鍋で味を付けてから戻します



おでんは、色々な具材の味のハーモニー・・しかし
１個でも味が強く出ると・・全てが台無しに！

出汁も簡単でいいです家庭なら化調だけ
味付けも、塩・醤油・酒・・のみでＯＫ

ミリンは入れない・・クドイ味になります

出汁と味・・そして甘味は具材が・・演出してくれます。

板長は・・味を整えるのに・・酢を入れます！

でも・・ホテルの夕飯ではここまでしません・・
大根だけには・・集中して味付け(板長が好きだから)



初冬の八戸の味・・に


スケトウ鱈のキク・・これも出汁が出ます！
そして・・安価なので夕飯に助かります。

青森・北海道では「タツ」と呼び三陸は「キク」
普通の呼び名は・・「白子」

板長は味噌派でして・・


味噌は・・キクが硬くならないので・・味噌味が多い
基本の食材は
・人参ゴボウの笹がき・イチョウ切りの大根
・糸こんにゃく・豆腐に青菜


ここには「こだわり」は無いが・・板長は・・
一人鍋が好きでして！

ホテルに宿泊される方の夕飯のメニューには
この一人鍋を多く提供します。

空気の乾燥が強い青森県南部・・夕刻３時には
体感温度がガクンと下がります！

放射冷却が進んで・・肌がピリピリしてきます。

板長のホテルのお客様は・・現場作業員が多く
外の仕事の方が多数宿泊されるため・・

夕飯には・・一人でも楽しめる・一人鍋が人気！


家族で囲む大鍋も・・楽しく美味しい鍋！
一人鍋も・・自分だけの世界で、また楽しいのです・・ハイ




八戸ニューシティホテル

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