ホテル八甲(はっこう)

鯖子・・朝早くから板長はウロウロしたかと思ったら
　　急に急ぎだしたりと、どうしたの？

鯖男・・今日からヤスさんが、グランディオ鎌田で
　地下催事に入ったため、鯖の仕込みは板長一人

　冷凍物を仕込んだら、電話が入り
　「生鯖が入荷しましたよ！」

　板長、即・・買います・・と返事















鯖子・・で・・で
　板長が何で急に走るわけ？

鯖男・・それは、今日の入荷の鯖の中に大物さんがいると
　業者さんからの一報が入ったからだよ・・

鯖子・・そんなの秋になったら大きい鯖さんも来るでしょう

鯖男・・この大物鯖さんは、今週の土曜日から来八する
　地球防衛軍の歌沢グループに食べてもらえる大きさ
















　せっかく首都圏からこの時期に来られるなら
　せめて「虎鯖棒すし」は『幻』サイズを食べてもらわねば

　７８０ｇでもいい形の姿だ！
















　入荷したのは３０本の数の中に、３本から５本程の大物
　探すと、この鯖よりも大きなサイズさん















　８００ｇ超えの大きな鯖さん
　『幻』サイズが入っていたんだよ！

　だから板長は、急いで八食センターに出向くは
　冷凍鯖の仕込みを終らせるのに急いだり・・と















鯖子・・それは良かった、例年だと９月に入らないと
　このサイズの大きさの鯖さんは水揚げされないのに

　お盆の最中でも捕れたのね！・・良かったわよー

鯖男・・板長も一安心の表情だったよ
　脂は、まだまだ本来の脂質よりは落ちるかも知れないが

　この大きさの鯖を八戸で提供できる意味合いは
　「地元ならでは！」の意

　脂質も十分ある・・と板長の捌きの時の感触
























鯖子・・でも鯖男、全ての鯖がいい形の鯖ではないわよ
　写真の下から２本目の鯖さんは・・細いわよ！

　鯖の中の「草食系」の鯖みたい・・
　私好みだけど・・「虎鯖棒すし」にするには×よ！

鯖男・・そうだよね、でも板長は
　この時期に、形の良い鯖が揚がること自体が稀

　１本でも美味しい鯖が入ったなら
　是非にも・・「鯖の産地、八戸」で「虎鯖棒すし」なら
　
　やはり・・このサイズ・・

　板長の一言『間に合った♪』

鯖子・・鯖男も板長もお盆中は八食センターだけ？

鯖男・・それがそのー板長は先月・・
　日本橋高島屋のM女子バイヤーさんと密約を交わしたのか

　八戸に帰ったら・・とにかく走る走る！
　何かに取り付かれたみたいな顔してる。

鯖子・・エェー八食センターを終えてからも毎日ラン
　根城城址のあのコースをこの暑さの中を・・

　バカ・・ネ　絶対に頭が変よ
　M女に何か言われたのかなー・・そっちが気になる。

鯖男・・確かに暑い日々が続いているけど・・
　板長と走る時間は４時過ぎだよ！

　風が変わり・・日中とは違う風が通る

鯖子・・そんなに変わらないでしょうに・・

鯖男・・板長は、根城城址のランコースにはこれがあるから
　最高なんだよ・・と言う















鯖子・・あぁー水飲み場ね・・そうか走るコースの横かー

鯖男・・そうコース内にあるから、いつも頭に水をかけて
　そうして・・飲んでのラン

鯖子・・毎日なの？
　　　　きっとM女の・・目狐めー板長を騙して何かを・・

鯖男・・そんなんではないと思うけど・・

鯖子・・バカねー男は単純で騙されやすいのよ！
　M女に、「細い体系が好き！」とか「今度一緒にランを」

　そんな言葉をかけられて、その気になっている
　板長の顔は・・一目瞭然でしょうに！

鯖男・・確かに変なのかも・・















　この雑草の道・・板長が走っている後だけど・・
　しっかりと、道になっている・・
　
　『獣道』















鯖子・・ほんとだー板長は「けもの」だったんだー
　　　　さしずめ、デブだから「野豚」なかー？
　
　毎日同じコースを走っていたら、この道が出来るのね！
　ある意味凄いことよねー

鯖男・・板長が話していたのは
　暑い時期ほど体をイジメる！何もしないとダラダラとして
　
　体のリズムが確立できない！と

鯖子・・でも毎日この暑さの中は？















鯖男・・そういえば！
　今日から、ヤスさんが東京は鎌田
　『グランディオ　鎌田』での催事に入ったんだよ

　ヤスさん一人とマネキンさんでこの催事を張る予定
　
　板長は、秋の連戦が続く物産展の日々
　体力勝負だからとも言っていた、体力増強のラン？

鯖子・・違う違う・・
　M女と何かあったのよ！ミエミエよー

鯖男・・そうかもなー板長が体重計に乗っても
　ため息しか出さないんだ！

　「少しは体重が落ちたが、肉の落ち方は？変わらない」

　そうブツブツと小言みたいに話すだけ・・
　きっと密約に何かが達成できないから・・の、ため息かも

鯖子・・９月７日からの日本橋高島屋での物産展で
　　私、M女に言うから、「騙すなよ・」と

鯖男・・鯖子が出ないほうがいいよ
　その理由を後で板長に聞くからさー・・！

　(怖い顔の鯖子でしたー)

鯖男・・鯖子、お帰りなさい・・どちらにバカンスへ？

鯖子・・オキアミを食べに北海道まで行こうとしたけど
　　鮭さんの南下や鰯の団体さんで・・混み合ってて

　　白浜海岸で・・甲羅干しをしていたわ！

鯖男・・それはそれは・・ご苦労さまです。

鯖子・・ところで今から何処に行くの？














鯖男・・板長と一緒に八食センターの「屋久岳」さん
　そこの「虎鯖　棒すし」のコーナーで試食販売だよ・・

鯖子・・売れているの？

鯖男・・お盆中は、１５～２０本程かな・・
　少ないけれど、板長は納得顔

鯖子・・それってどういう意味よ・・

鯖男・・鯖子も知っているだろうけど
　　試食販売は試食の山だよねー
　
　でも・・ここ八食センターでは食べさせ方に工夫を















　板長は、「虎鯖　棒すし」の前に立って興味のある人
　その人だけに試食をさせる形をとっているんだー

　試食をさせると、興味の無い人も・・ドカーッと
　試食に群がり・・大変なことになる！

鯖子・・でもこれだけの人の数だと立ち止まる人は多いはず

鯖男・・それがそうでもないんだよ・・
　　「虎鯖　棒すし」の写真を見て・・「なにこれ？」と

　　不思議そうな顔で商品を見る人・・

　板長が話していたけど、地元には「棒すし」の文化は無い















　だから何を売っているのかを見ても直ぐに理解しないし
　どんな味なのかも知らない人の方が多いんだ！

　かえって、首都圏の催事の方が認知度が高い！と言う

　その証拠に買って行かれる人は県外の人ばかりだった。

鯖子・・そうかー、板長だって４年前は棒すしの事なんて
　知る由もなく、船橋東武の佐藤さん高津さんに教えられて

　今の「虎鯖　棒すし」があり世の中に出た品だから
　地元の人達にすれば・・まだまだ未知の商品なのね！















鯖男・・「虎鯖　棒すし」は試食をされて購入に結び着く
　ことがとても高いから・・試食販売でもいいけど

　あの八食センターへ来るお客さんに試食で対応は無理
　
　だから・・板長は、黙って興味のある人を待ちながら・・
　そう忍の一字の販売なんだけど・・

　「これだーここにあった！」「探していたの！」そう話す
　お客さんも多いこと・・（全て県外からの方々です。）

　地元に定着するには・・まだまだ時間がかかりそう・・

鯖子・・仕方が無いわよねー
　板長だって「虎鯖　棒すし」が出来た当初から
　
　県外の物産展での販売を見据えていたんだから！
　　
　その内に・・帰国市場の「虎鯖　棒すし」になるかもね

　地道に試食販売・・それしかないわね
　食べ物は食べないと理解されないから・・宣伝では無理

鯖男・・板長と立ちに行きまーす。

鯖男・・・何で俺だけ・・お盆休みがないのだろー
　
　　板長には、「ガンバレ」の一言のみだしなー　

 　　今日は、鯖男一匹で先日・・八戸の湊地区にある
　　「がんこおやじ」と言うお店の取材をお伝えします。















　八戸に在住の方なら、湊の「喜代志」さんの横の店舗
　そう話すと・・分かりやすいと思います。
　
　板長が思うに・・このお店が八戸で一番新鮮なイカ
　美味しいイカ刺しを夜でも提供してくれる店・・

　そう板長は話します。















　イカの町・・八戸なのに超の冠のつくイカ刺しを常時
　それも夜に出すお店は・・ありません。

　「超・・鮮度の良いイカ刺し」

　でも活イカ刺しとは違い・・今まで海で泳いでいたイカ
　を美味しい状態でお客様に提供する・・・難しい事です。















　イカは、とても神経質な魚でストレスを少し加えるだけで
　死んでしまいます、水槽では餌は食べないとも聞きました

　そのイカを鮮度の良い時間に出すには
　仕入れをするルートが確立されていないといけません。















　オーナー兼、店長の岡沼君
　板長とは、アイスホッケーで顔なじみで
　
　今は、仕入れ先でいつも顔を合わせています。
　板長に「虎鯖・・好調ですかー」と声をかける店長














　お店の名刺に書かれた店長のマンガはソックリ

　板長は、板長の虎鯖チーム全員でこのお店へ
　お盆休みに入る前に・・前半戦の打ち上げをしに・・

　そして板長の狙いは、八戸市内で八戸のオーナーで
　繁盛している店を・・板長スタッフに感じて欲しかった

　「がんこおやじ」さんは超混み合っていて
　板長達も、予約をしていても・・３０分以上待ちました。

　何故・・このお店が混み合うのか・・それは
　














　地元の良い素材を最高の状態で唯一提供する店・・だと
　おのずと・・繁盛店になる！

　このイカ刺しは・・・板長では無理だといいます。

　板長が・・朝捕った日の出のイカでも・・
　夜になると・・白くなる・・と
　
　店長には、それなりのルートがあるから・・このイカ刺し
　
　八戸に、このお店があることを板長は誇りだと言っていました

　では・・また、明日、鯖子が戻る予定です。

鯖男・・今日も板長と八食センター屋久岳さんでに立って
　　　　「虎鯖棒すし」の販売なのです。

　鯖子にブログの投稿をお願いしようと思ったら
　勝手に・・バカンスとか言いやがって・・・

　今日のブログのネタは















　「辛みそ」です。
　この辛みそは、田舎の味噌と青南蛮か赤南蛮を混ぜた味噌

　各家庭で作るB級グルメです。
　なので、そこそこの場所や家の味は・・まちまち















　この「辛みそ」は板長の弟子のサチコさんのお母さんが
　板長へ・・持って行きなさい・・との品！

　この板長が頂いた「辛みそ」・・これが激カラ
　板長は辛いのが苦手・・でして

　ここだけの話「カレーは甘口」なのです。
　お子様の味でなければ・・他言無用です
　
　板長は・・この「辛みそ」を食べて
　「辛い～辛い」と叫びながら水をがぶ飲みしてましたー















　ここ何日かの日中の八戸暑さは・・３５度近辺・・
　暑さで・・食欲が落ちるときもあるでしょうが

　各家庭で・・何かしらの食欲増進用の品があるでしょう
 　ご飯に乗せても、豆腐と一緒、きゅうりとでも！

　「辛みそ」サチコさんのお母さんも頂いたものとか
　板長はこの辛い味噌の作り方を、しきりにサチコさんに

　「どういうふうに作るの？青？赤？・・どうよ？」
　
　バカな板長・・もらったから知らないと言うサチコさん
　迷惑な顔・・聞かなきゃいいのに・・

　なんか・・これから辛い南蛮を見つけて自分で作るとか
　俺は付き合わないぞー鯖男・・これ辛いか？と

　必ず実験台にさせられるー・・俺もバカンスで逃げたい♪