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2010年02月23日(火)更新

時代を生きる・・板長と八戸・・鯖のみそ煮

食堂の1枚の写真から・・

板長の頭の中は、タイムマシーンに乗りました。

「男旅」の面々が首都圏に戻っての八戸は
急に気温が上昇・・(男旅のせいでは無いですが!)

最高気温は、車の温度計で・・8度
今朝は、氷点下にはならないと昨日の天気予報・・

南の地域は・・ゆっくりと春になるのでしょうか・・?
北の地は、春になる速度は早いものです。

春の北国名物は、泥んこの地面でして・・
土は、冬の間凍りつき・・春の気温で融けます。

ガキの頃は、長靴に大量の泥を付けて飛ばして遊んだもの
学校の卒業式・・着物姿の母達は・・ヨチヨチ歩きでした!

今日の外は、春めく八戸を体感できるかも!

ガキの頃、春はストーブで燃やす薪は家の軒下の薪は燃やし尽し
少し離れた場所から運ぶ板長でした。

煮炊きをする重要な薪燃料、今は灯油やガスに変わりました

秋のストーブの上には、色々な鍋が上がります
夏から秋のキミ(トウモロコシ)

お歯黒キミ・・板長は好きでした。
硬めですが・・素朴な味、飼料用と聞いています
そのキミを煮るのもこのストーブです。

「煮しめ」もストーブ
昔の人参は、今の人参とは違い・・独特な味わい
ガキの板長も・・どちらかと言えば嫌いでしたね!

でも、磨きニシンは大きく旨かった!

板長、やはり秋の鍋の思い出は・・
鯖のみそ煮です。

安価な鯖を鍋に入れてストーブの上に乗せて煮る・・
当時は、大人に連れられて釣りに出向く

白銀岸壁から釣り糸をたらすと・・間もなく鯖が釣れます
子供でも技術のいらない釣りでした。

その釣り上げた鯖も・・煮物の鍋の中へ

時代を生きる・・板長と八戸・・鯖のみそ煮

その鍋はストーブの上で時間をかけて煮込まれます。
鯖を煮る・・生臭い鍋でして・・

ガキからすると・・これ・・食うの?と思って見ております。
何時間煮込んだのか?・・・水を足しては煮込む・・

アクを取る・・爺さんの役目でしたね。

時代を生きる・・板長と八戸・・鯖のみそ煮

板長の爺さん、「留吉」爺さん・・頭はツルン・・
いつもこのストーブの横にいて火の番をしています。

板長は留吉爺さんのメンコでしたねー
「圭介・・これはこうなんだぞ!」

色々な話を聞きました・・教えられました。
背が高く、背筋がピン・・板長も見習わねば!

その爺さんから「圭介、サッカリンを買って来い」の指示
「サッカリン」は合成甘味料の総称で板長宅で使用

子供がお使いするのは当然でして・・買う?「つけ買い」
です、お店には「通い帳」と言う帳面があり記入します。

豆腐はアルマイトのボールで
醤油は瓶を持参・・・当時はエコでしたね!

サッカリンは理科の授業で使う試験管みたいな容器で販売
舐めると、とても苦い味がしてました。

サッカリン・・砂糖の何十倍もの甘さで、
当時は、「チクロ」と呼ばれる甘味料と混ぜての販売と・・

時代を生きる・・板長と八戸・・鯖のみそ煮

留吉爺さんは、良く煮込んだ鯖の鍋に
味噌とサッカリンを投入します・・これで出来たのが

板長の「鯖のみそ煮」の原点です。

時代を生きる・・板長と八戸・・鯖のみそ煮

当時の「サッカリン」は販売されていません。
「チクロ」が発がん性物質で製造禁止になったためと聞いています。

サッカリン自体は人体に影響はありませんが
当時のチクロと合わせた合成甘味料は無いのです。

高価な砂糖の代用品として良く使われたようです
あんこ・ようかん・・爺さんは甘い物好きでした

爺さんの作る、ボタ餅は板長大好物でしたね・・
その甘さは・・この甘味料が活躍していたのです。

また、留吉爺さんが作った鯖のみそ煮を良く食べました
甘辛く、ご飯とも・焦げ飯にも・冷や飯にも

良くこの鯖のみそ煮のタレだけをかけて食べたものです。

留吉じいさんの鯖のみそ煮は、板長のノスタルジーなのです。



***************

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