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2009年10月20日(火)更新
虎鯖物語・・・船橋東武「にっぽんの味」・・物産その1
板長・・・船橋へ明日発ちます。
去年、初めて物産展と言う場所に立った板長です。
思えば、去年の5月に当時、船橋東武デパートの店長の
佐藤 治夫様と高津 弘道様が遠路遥々八戸にお越しになり
ホテルの七重で・・
「谷口さん、虎鯖で棒寿司を作って東部の物産
「にっぽんの味」で売ってみませんか?」
佐藤様の一声から・・「虎鯖 棒すし」が動き始めたのです。
棒寿司のシャリの研究は、この「はちみーつSNS」の皆さんが
大勢協力してくださった・・あの協力のお陰で今の味が完成
みなさんに・・・感謝です。
船橋東武デパート「にっぽんの味」から「虎鯖 棒すし」の
販売が開始されたのです。
【虎 鯖】とは
前までは「谷口板長の〆鯖刺し」の名で販売していました。
その名を「虎鯖」と変更しました・・その理由は
1、鯖の背中が虎模様であること
2、私の〆鯖は市販されている〆鯖とは味が全く異なること
3、添加物を使っていないこと
この3つの理由からです。
1つ目の「虎模様」から話をはじめます。
日本の鯖は背中の模様が唐草模様のようにはっきりとした
縦縞ではありません
それとは別に、ノルウェー産は綺麗な縦縞模様です、
でも虎の模様には変わりありません。
八戸の秋はこの写真の真鯖やお腹に斑点模様がつく
ゴマ鯖が海を回遊して戻ってきます、
これを秋サバの名で日本の文化として存在しています。
「虎鯖」は八戸では「まだ脂のない小物の鯖」
「鮮度が落ちた鯖」で美味しくないと言う意味で
昔は表現されていました。
今では、一部水産関係者の方が使っているだけです。
でも私はあえてこの「虎鯖」の名を着けました。
それは八戸に昔あった名称です、死語になった今は
「美味しい八戸の鯖」の代名詞にしようと思ったからです。
私は「脂のない鯖」と聞いて育ちました、
小さな時期の鯖はまだ背中の模様がはっきりしていて、
大きくなるにつれ脂が乗るにつれて、背中の模様は
散って薄くなります。
小さな虎鯖が大きくなって八戸に帰ってきたのだから、
強い美味しい「虎鯖」の名を着けてあげたかった、
その気持ちで着けました。
※板長は、「虎鯖」の名で商標登録、意匠登録を完了しました。
なので・・虎鯖の名は板長だけが商売に使える名になりました。
また・・「虎鯖」の製造工程も特許に申請中です。
昨日仕込んだ、新物の八戸の鯖です。
虎鯖を作りたい
この話をするのには谷口板長の高校時代からのことを
話さないと始まりません。
私は鯖が大好物で、特に〆鯖が好きです。
私の通っていた高校は、スポーツで有名でしたが勉強は
・・・(^^;)。
バスケットボールがやりたくて入学した私は、
厳しい練習を耐え抜かないと何のためにこの学校を
選んだのか分からなくなると思い、必死でバスケに
打ち込んでいました。
「ワル」ばかりでしたが、他では体験できないことも
たくさんありました。昼休み、ストーブの上は、
生いわし、スルメ、干しカレイを焼いて食べるのです、
冬にはなんと!鍋が置かれて鱈汁がおかずになっていました。
そんな教室の光景は、今でも懐かしく思い出します。
それも浜の漁師の息子が多かったからでしょう。
鰯もいかも鰈も自分の家の物ではなく
路地から頂だいしてきた代物す・・・。
仲の良い友達が八戸弁で・・(通訳付き)
「圭介、今日―ワーホーサッ、こねーど」
訳す「圭介今日、俺の家に寄れないか」
「なんがようが」訳す「何か用事でも」
「ワーホーのオヤジが鯖バ釣ったズー、船で釣ったスケ、ウメエー」
訳す
「俺のオヤジが船で沖に出て、鯖を釣り上げたから上物で美味しいぞー」
「ワガッタ、イグスケ」訳す「了解、行くから」
「ンデヨーフグロ持って来ネバーワガネエ」
訳す「持たせるのに袋が必要だよ」
(今は、ヤスと二人の仕込み作業で新物鯖を調理中)
バスケの練習を終えて、友人宅へ
「あがれー圭介、腹ヘッタベーマンマバクッテゲー」
訳す
「家の中へあがってご飯を食べて行きなさい」
友人の母が
「今まで、学校さイダノガ!ナーンモネンドモ、カーコレコレデケー」
訳す
「今まで、学校にいたの、何もないけどこれでご飯を食べなさい」
出されたおかずはカレイ焼きと〆鯖でした。
カレイは小ぶりの柳カレイで揚げてあり
「せんべい」の食感でパリパリ・・骨も食べられました。
卓上に青と白と赤のコントラストが綺麗なお刺身が、
〆鯖です、私には初物でした。
「ウガサヨーケルッタ鯖はヨー コレダスケヨー」
訳す
「お前に渡すと話した鯖はこれだよ」
「カッチャ・・コレシメダノダ?」訳す
「お母さんこれは、〆たのか?」
「ンダドモ、酢はワンツカデー」
訳す「酢につけた時間は少しだよー」
友人とお母さんの話を聞きながら、遠慮なく食べます。
「醤油をつけて食べるのか?」「オーウ」と友人が・・鯖を口に・・
『凄い旨い、とろける!なんだこの味と食感は、
すごーい甘さが広がる!!』
その当時、秋になると八戸の港には形の良い丸々と太った
真鯖が水揚げされました
板長が厨房に入った頃は、この鯖は皆無・・あの鯖は
過去の出来事だったのです・・。
友人の家で食べた〆鯖は・・私の人生を変えました!
私の「虎鯖 刺し」には甘さを加えません・・
鯖本来の味を楽しむ造りです。
しかし、4年前に水揚げされた06年の鯖は最高の鯖が
八戸の港に戻ってきたのです。
続きは明日・・
***********************
「虎鯖 棒すし」関西以南への発送は航空便でいたします。
八戸ニューシティホテル0178-46-0311で確認を!
≫≫≫こちらから
ラズエル細木書・・週刊漫画「ゴラク」
「酒のほそ道」「ラ・寿司」「dancyu」掲載の
「虎鯖 棒すし」 と 「鯖のみそ造り」の購入はこちらから
<span style="color:#FF0099">【まごころふるさと便】
八食センター オンライン ショッピング
去年、初めて物産展と言う場所に立った板長です。
思えば、去年の5月に当時、船橋東武デパートの店長の
佐藤 治夫様と高津 弘道様が遠路遥々八戸にお越しになり
ホテルの七重で・・
「谷口さん、虎鯖で棒寿司を作って東部の物産
「にっぽんの味」で売ってみませんか?」
佐藤様の一声から・・「虎鯖 棒すし」が動き始めたのです。
棒寿司のシャリの研究は、この「はちみーつSNS」の皆さんが
大勢協力してくださった・・あの協力のお陰で今の味が完成
みなさんに・・・感謝です。
船橋東武デパート「にっぽんの味」から「虎鯖 棒すし」の
販売が開始されたのです。
【虎 鯖】とは
前までは「谷口板長の〆鯖刺し」の名で販売していました。
その名を「虎鯖」と変更しました・・その理由は
1、鯖の背中が虎模様であること
2、私の〆鯖は市販されている〆鯖とは味が全く異なること
3、添加物を使っていないこと
この3つの理由からです。
1つ目の「虎模様」から話をはじめます。
日本の鯖は背中の模様が唐草模様のようにはっきりとした
縦縞ではありません
それとは別に、ノルウェー産は綺麗な縦縞模様です、
でも虎の模様には変わりありません。
八戸の秋はこの写真の真鯖やお腹に斑点模様がつく
ゴマ鯖が海を回遊して戻ってきます、
これを秋サバの名で日本の文化として存在しています。
「虎鯖」は八戸では「まだ脂のない小物の鯖」
「鮮度が落ちた鯖」で美味しくないと言う意味で
昔は表現されていました。
今では、一部水産関係者の方が使っているだけです。
でも私はあえてこの「虎鯖」の名を着けました。
それは八戸に昔あった名称です、死語になった今は
「美味しい八戸の鯖」の代名詞にしようと思ったからです。
私は「脂のない鯖」と聞いて育ちました、
小さな時期の鯖はまだ背中の模様がはっきりしていて、
大きくなるにつれ脂が乗るにつれて、背中の模様は
散って薄くなります。
小さな虎鯖が大きくなって八戸に帰ってきたのだから、
強い美味しい「虎鯖」の名を着けてあげたかった、
その気持ちで着けました。
※板長は、「虎鯖」の名で商標登録、意匠登録を完了しました。
なので・・虎鯖の名は板長だけが商売に使える名になりました。
また・・「虎鯖」の製造工程も特許に申請中です。
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虎鯖を作りたい
この話をするのには谷口板長の高校時代からのことを
話さないと始まりません。
私は鯖が大好物で、特に〆鯖が好きです。
私の通っていた高校は、スポーツで有名でしたが勉強は
・・・(^^;)。
バスケットボールがやりたくて入学した私は、
厳しい練習を耐え抜かないと何のためにこの学校を
選んだのか分からなくなると思い、必死でバスケに
打ち込んでいました。
「ワル」ばかりでしたが、他では体験できないことも
たくさんありました。昼休み、ストーブの上は、
生いわし、スルメ、干しカレイを焼いて食べるのです、
冬にはなんと!鍋が置かれて鱈汁がおかずになっていました。
そんな教室の光景は、今でも懐かしく思い出します。
それも浜の漁師の息子が多かったからでしょう。
鰯もいかも鰈も自分の家の物ではなく
路地から頂だいしてきた代物す・・・。
仲の良い友達が八戸弁で・・(通訳付き)
「圭介、今日―ワーホーサッ、こねーど」
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「なんがようが」訳す「何か用事でも」
「ワーホーのオヤジが鯖バ釣ったズー、船で釣ったスケ、ウメエー」
訳す
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「ワガッタ、イグスケ」訳す「了解、行くから」
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(今は、ヤスと二人の仕込み作業で新物鯖を調理中)
バスケの練習を終えて、友人宅へ
「あがれー圭介、腹ヘッタベーマンマバクッテゲー」
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「家の中へあがってご飯を食べて行きなさい」
友人の母が
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カレイは小ぶりの柳カレイで揚げてあり
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卓上に青と白と赤のコントラストが綺麗なお刺身が、
〆鯖です、私には初物でした。
「ウガサヨーケルッタ鯖はヨー コレダスケヨー」
訳す
「お前に渡すと話した鯖はこれだよ」
「カッチャ・・コレシメダノダ?」訳す
「お母さんこれは、〆たのか?」
「ンダドモ、酢はワンツカデー」
訳す「酢につけた時間は少しだよー」
友人とお母さんの話を聞きながら、遠慮なく食べます。
「醤油をつけて食べるのか?」「オーウ」と友人が・・鯖を口に・・
『凄い旨い、とろける!なんだこの味と食感は、
すごーい甘さが広がる!!』
その当時、秋になると八戸の港には形の良い丸々と太った
真鯖が水揚げされました
板長が厨房に入った頃は、この鯖は皆無・・あの鯖は
過去の出来事だったのです・・。
友人の家で食べた〆鯖は・・私の人生を変えました!
私の「虎鯖 刺し」には甘さを加えません・・
鯖本来の味を楽しむ造りです。
しかし、4年前に水揚げされた06年の鯖は最高の鯖が
八戸の港に戻ってきたのです。
続きは明日・・
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